orientstar70th
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 名峰、鳥海山を望む秋田県羽後町。豊かな自然に囲まれたこの小さな町に、オリエントスターの生産工場がある。メインプレート(地板)を中心に腕時計の部品製造をルーツとする同工場は現在、完成品の最終検査にいたる時計の組み立て全般を担う。 わずか数mmの部品を組み上げていく極めて細やかな作業。工作機械は使うものの、細部において手作業で行わなければ精度を極めることはできない。工程によっては顕微鏡で確認をしながら研磨を行うことも。通常、人目に晒されることのない内部のプレート類や回転錘などであっても、渦目、波目、放射状の模様付けといった美しい仕上げ作業を行う。ムーブメントが眺められるスケルトン構造のモデルであれば、その繊細な仕事ぶりがいつでも眺められる。美観への徹底ぶりは日本の職人技だからこそできるものだ。 組み立て後は、最新の検査機によって一つひとつ入念にチェック。蓄積されたデータをもとに、品質に変化がないかも解析。二重三重の検品に万全を期している。その成果が認められ、品質面ではISO9001を、さらに環境に配慮した製作体制を構築しISO14001も取得。有数の海外ブランドにも引けをとらない品質と精度の時計が、秋田の町で生み出されている。世界に誇れる時計のために。MADE IN JAPANの品質。SAR COATING (Super Anti-Reective coating)ガラスの表裏面に施された無反射コーティング(SARコーティング)が、光の反射を99%抑え、ガラスの存在感を感じさせない高い視認性を実現させました。多層膜コーティングを施すことで、従来の被膜より耐傷性が強化されています。写真:耐傷性試験結果ガラス表面ガラス表面に防汚膜を施すことで撥水性が高くなり、汚れも付きにくく優れた視認性が保たれます。SARコーティング従来のコーティングSARコーティング防汚コーティング無しSARコーティング従来のコーティング手首への脱着もしやすく、バンドへのダメージも和らげてくれます。プッシュ三つ折式バンド妥協なき品質へのこだわり。43

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